又、オペラに出ます。
史実に残る、キリシタン大名「高山右近のオペラ」です。
7月1日(土)カトリック目黒教会にて午後3:00開演
7月2日(日)カトリック調布教会にて午後3:00開演
私は千利休役(代役)と合唱で参加します。
7/27から8/4までイタリアにて3公演、バチカンで1公演。
仕事もしないで、こんなことばっかりやってますが、
結構真剣に取り組んでおります。
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利休:野の百合はなぜ咲くのか。決して人のためではあるまい。
右近:誰のためでもござるまい
利休:さよう、誰のためでもござるまい。
右近:されど、美しきことこの上なし。
利休:ははは、さすが右近殿。見事でござる。まこと自然に勝るものはござらん。だが右近殿。そこもとの信じるキリストの教えでは、人間だけが特別に選ばれた生き物だとか。
右近:はい。
利休:それでは人間が傲慢にも思えるが、右近殿はどう思うておられる。
右近:神は人間が罪深い生き物であるからこそ、愛し慈しんでくださるのだと思います。
利休:人間が罪深い?まったく、、、戦に次ぐ戦。人間は、いつまで戦を続ければ気がすむのじゃ。
右近:また、キリストはこのようにも教えておられます。どんなに栄華を極めた王国よりも、野の百合が勝ると。
利休:つまり、人間はどんなにあがいても所詮自然にはかなわないと。では、あなたのキリストの教えも、お釈迦様の教えと相通じるものではないか。
右近:そうかも知れません。
利休:右近殿。実はそなたがキリシタンをやめるよう説得してくれと、関白殿から頼まれて参ったのだが、これでは説得などできるはずもない。
だが天国では、あなたのキリスト様とお釈迦様が手を取り合っておられるかも知れませんな。
いつか、お互い必ず分かり合える日が来よう。その日を待つとするか。
ははは。
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この台詞を、「年配の風格で」「教え諭すように」「よく通る声でハッキリと」
言わなければなりません。
難しいです。
軽薄で、なんーにも考えてない、すけこましの役が欲しかったです(無いけど)
でも、一生懸命やります。
お時間があればご覧下さい。
森岡節雄